園長の部屋

第51回 ゴシュユ
場 所 薬草園
撮影日 平成25年11月13日

ゴシュユ (別名:カラハジカミ)

学名:Tetradium ruticarpum (ミカン科)
シノニム Euodia rutaecarpa, Evodia rutaecarpa
(*シノニムとは同意語別名のこと。略してSyn.と表記することもある。)

中国原産の落葉低木です。江戸時代の享保年間に薬木として
日本に渡来したといわれていますが、平安時代には日本にあった可能性も
あるようです。雌雄異株の木ですが、日本にあるのは雌木だけで、
雄木はない(ほとんどが雌木で雄木はほとんどない)とされています。
雌木だけも果実はできますが、受粉しないため種子はできません。

水戸市植物公園のゴシュユも雌木です。

薬用部位は果実で生薬名は呉茱萸(ごしゅゆ)といいます。
未熟な果実を採集し日干しにして利用します。

別名のカラハジカミは辛いハジカミの意味です。
(ハジカミはサンショウの古名)
また、ゴシュユのことをニセゴシュユと表現する場合もあります。
これはホンゴシュユ(Tetradium ruticarpum var. officinale)に対して使われる表現です。
ゴシュユとニセゴシュユは同じ植物をさしています。

呉茱萸(ごしゅゆ)という生薬のもとの植物としては
ゴシュユ(Tetradium ruticarpum)のほかに
ホンゴシュユ(Tetradium ruticarpum var. officinale)
などが用いられます。


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